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中国山西省 祖母が8歳の孫を撲殺「貧しくて育てられない」

2016年10月11日

【新唐人2016年10月11日】

少し前に、甘粛省の若い母親、楊改蘭が貧困に耐えきれず幼い子供4人を殺害した後、自分も自殺をした悲惨な事件は、中国社会の関心を集めました。そして今度は山西省で、貧しくて育てきれないとの理由により、祖母が8歳の孫を金づちで撲殺するという痛ましい事件が起きました。

 

中国メディアによると、山西(さんせい)省運城(うんじょう)市聞喜(ぶんき)県凹底(おうてい)鎮辛村(しんそん)でその惨劇は起きました。殺害された孫の祖父、楊廷安さんによると、9月17日に楊さんが10分ほど外出して帰宅した際、金づちを持った妻の吴良彦容疑者と、床に倒れた孫の星君を発見しました。星君の頭部にはたくさんの陥没があったといいます。

 

星君は救命治療の甲斐もなく同日午後に死亡しました。逃走していた吴容疑者は同日の夕方に逮捕されました。

 

報道によると、星君は1歳のころに父親が失踪、その後間もなくして母親も病死し、その後は祖父母と共に築40年以上の粗末な家で暮らしていました。2年前にやっと生活保護の申請が通り、年間1000元(約1万5000円)ちょっとの手当を受けていました。ですが、昨年から星君が小学校に上がると、1学期に1800元を支払わねばならなくなりました。吴容疑者は星君を養子に出そうとしましたが、貰い手が見つからず、その後たびたび星君を「手にかける」と話していたということです。

 

この事件は、GDPが世界第2位の中国で、社会の底辺にいる民衆がどれほど貧しいのかを示すものだと、評論家は指摘しています。

 

フリーライター・張建平氏:「汚職をして捕まった役人たちは、家に腐るほど金を持っています。なのに、食べるものにさえ困り、寒さをしのぐ衣服にさえ困っている国民もいる状況です。こうした社会は制度によって生まれたものです。庶民に生きる手段がありません。この国に住んでいる私たちは、この国の真の姿をよく知っています。」

 

今年8月には甘粛省で楊改蘭という若い母親が貧しさに耐えかねて、斧で4人の幼い子供を殺害し、服毒自殺を図る事件が発生しました。

 

四川在住作家・譚作人氏:「こうした事件は偶然ではなく、必然的に発生したものです。今後さらに多くなるでしょう。昔教科書に書いてあった『水に溺れ火に焼かれるような苦しみ』のような状況が、中国の貧困地区に広がっているのです。」

 

フリーライターの張建平氏は、貧富の格差、不公平な戸籍制度、マフィア化する政府、立ち遅れた貧困救済、権貴集団による生活保護の横領といった問題が社会をいびつにさせ、底辺にいる国民を貧困の苦しみに晒していると指摘しています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/10/04/a1289842.html(中国語)

(翻訳/白白 映像編集/李)

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